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のみ込めない人の介護食

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市販の介護食品を活用している女性の食事。中央の煮物は摂食嚥下障害の人にも食べやすく加工されている=福岡クリニックの管理栄養士、中村育子さん提供
市販の介護食品を活用している女性の食事。中央の煮物は摂食嚥下障害の人にも食べやすく加工されている=福岡クリニックの管理栄養士、中村育子さん提供

 高齢や病気の後遺症で食べる力が落ちた人のために医療・介護施設で出される、かみやすく、のみ込みやすい介護食。療養介護の在宅シフトが進む中、家庭でも同様の食事が必要になっており、専門職による指導や介護食品の普及に向けた新たな表示法の策定が進んでいる。

 2015年春、在宅での栄養食事指導に取り組む福岡クリニック(東京都足立区)の管理栄養士、中村育子さんは、退院して自宅に帰る要介護5の女性(91)を担当して驚いた。かんだりのみ込んだりする摂食嚥下(えんげ)機能の低下で、ゼリー状の物しか食べられなかったためだ。以前ならば施設で過ごすか、胃に直接栄養を流し込む胃ろうをつくることが多い重度の状態だった。

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