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ひと@あいち

定年を迎える碧南市立大浜小校長・金子てる子さん /愛知

金子てる子さん

 赴任した小中学校区の戦争資料や体験者の話などを生かし、平和学習を実践してきた碧南市立大浜小校長の金子てる子さん(60)が今月末、38年間の教員生活に終止符を打つ。「子どもや父母、地域とともに教育を楽しみながら取り組むことができ、教師冥利に尽きる」と振り返る。

 2009年には安城市立志貴小で「発見」された第二次大戦の旧日本軍の落下傘を教材にした。校区の旧日本兵が戦後間もなく同校へ寄せたもので、一時は存在が忘れられていた。子どもたちが夏休みの研究で、寄贈の経過や戦争体験などを住民から聞いてまとめ、市小中学生研究発表会で披露した。全国的にみても貴重な資料だった。

 戦後70年の15年には、碧南市立大浜小学校区の旧家で見つかった、太平洋戦争で撃沈された潜水艦の乗組員たちによる艦内誌「不朽」創刊号(B5判110ページ)を活用した。乗組員が文芸作品などを寄稿した、やはり全国でも珍しい現存の冊子で、戦中の思いや考えがつづられていた。紙の劣化や旧漢字使用で読みにくかったため、児童たちと新漢字で復刻版を作り、全校児童や乗組員の遺族らに贈った。

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