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連帯の萌芽=大治朋子

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 イスラエルやパレスチナで取材をしていると、分断と憎悪の現実に無力感を覚えずにはいられない。米国では新政権の誕生で政党間、人種間の対立が激化し、世界的にも内向き志向の潮流が多国間主義を遠ざけている。

 それだけに、米国で芽生えた「連帯の萌芽(ほうが)」に希望を見いだす。「北米イスラム協会」と「米国ユダヤ人協会(AJC)」は昨年11月、相互の連携母体となる「イスラム・ユダヤ審議会」(本部・ニューヨーク)を作った。

 在米ユダヤ人の7割は民主党支持のリベラル派。AJCは米国で最も歴史ある、ユダヤ人の権利支援組織だ。エルサレム支部のアビタル・レイボビッチ代表によると、AJCはこれまで、さまざまな少数派、宗教組織との連携を図ってきたが「イスラム教徒とは、正式な協力関係がなかった」。「トランプ政権誕生とは関係がなく、双方の対話、協力の土台が必要だと感じたから」という。

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