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武田 砂鉄・評『インターネット文化人類学』セブ山・著

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画面の向こう側にいる「人間のカス」の肉声

◆『インターネット文化人類学』セブ山・著(太田出版/税抜き1450円)

 松本伊代が早見優と線路内に立ち入った写真をブログにアップして炎上、書類送検され、謝罪会見を開く事態にまで膨らんだ。この一件の直後、あるサイトで、線路に侵入して撮られた「書類送検ジャケ」をまとめた記事を見かけた。命名といい、強烈なお節介(せっかい)に感服してしまう。

 松本がブログをアップさえしなければこんなことにはならなかった。ネット上には有象無象の人格が蔓延(はびこ)り、有名な誰かの、調子づいてる誰かの足を引っ掛けてやろうと常に獲物を探し続けている。と同時に、うまいこと便乗できまいかと嗅ぎつけている人たちも沢山(たくさん)いる。

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