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ここで創る3.11

創作者たちは東日本大震災からどんな影響を受けたのか。被災地で活動する人の思いを聞く。

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ここで創る3.11

東日本大震災6年/2 オナガワエフエム(宮城・女川)

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収録に向けて打ち合わせをする佐藤敏郎さん(右)と阿部真知子さん=宮城県女川町で2017年2月27日、須藤唯哉撮影
収録に向けて打ち合わせをする佐藤敏郎さん(右)と阿部真知子さん=宮城県女川町で2017年2月27日、須藤唯哉撮影

「今」を知ってもらいたい

 「1曲目はどうしますか?」

 宮城県女川町立女川小学校の敷地内にある白いトレーラーハウスに造られたスタジオで、ラジオ番組の収録に向けた打ち合わせが始まった。2月末。台本は東京の放送作家からメールで届いたばかり。パソコンやマイク、ヘッドホンなどの機材に囲まれながら、パーソナリティーの佐藤敏郎さん(53)と阿部真知子さん(34)が、トークの内容や番組の進行を確認する。

 2人は番組内の愛称と同様に互いを「トシちゃん」「マッチ」と呼び合い、打ち合わせは20分程度で終わった。間もなく収録に入る。阿部さんの「いつでもどうぞ」の声を合図に、佐藤さんがマイクに向かって話し始めた。

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