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第94回センバツ高校野球

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仙台育英 選手紹介/14 憧れの先輩に成長見せる 阿部大夢捕手(1年) /宮城

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阿部大夢捕手 拡大
阿部大夢捕手

 <第89回選抜高校野球>

阿部大夢捕手(1年)=宮城・秀光中(仙台市)165センチ、66キロ

 小学6年の時、兄の中学の野球部と秀光中軟式野球部の試合を見たのがきっかけで、同部の体験会に参加した。そこで出会った憧れの人の背中をずっと追ってきた。

 その日、バッターボックスに入った時に捕手を務めていたのは、昨夏まで仙台育英の正捕手だった二つ上の若狭武瑠さん(18)。「捕手マスクを付けている姿がかっこよかった。この人とやりたいと思った」

 中学入学直後、球の握り替えの速さなどを評価され、背番号「12」でベンチ入りした。捕手は未経験。「初めは防具の付け方も分からなかった」。元々務めていた二塁手に未練もあったが、若狭さんを目標に練習した。

 「お前ならできるから。いつでも聞いて来いよ」。寮が一緒だった若狭さんはいつもアドバイスをくれた。自身の配球パターンを書いたノートも見せてくれた。それをメモ帳に写し、必死に覚えた。

 中学2年時には正捕手として全国中学校軟式野球大会で優勝、3年時には準優勝、U-15の日本代表に選ばれるまでに成長した。

 高校入学後、また若狭さんと一緒になった。「すごくうれしかった」。新チームを想定したメンバーの練習試合で、長谷川拓帆投手(2年)ら先輩とバッテリーを組むようになったが、自分の意見が言いづらかった。だが、若狭さんの言葉で吹っ切れた。「グラウンドに立てば先輩後輩はない。二人でコミュニケーションを取って結果を出すことが大事」。その後、昨秋からベンチ入りを果たした。

 昨夏の宮城大会で若狭さんは準決勝で敗退した。1日の卒業式後、「センバツ頑張れよ。期待してっから」と若狭さんから連絡が来た。「武瑠さんに成長した姿を見せたいし、結果を残したい」【真田祐里】=随時掲載

 (プロフィルは出身県・出身中学、身長、体重)

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