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漫画で解説

東京五輪の費用と会場の巻

「コンパクト」のはずが…総額1.6兆円超、7都道県で開催へ

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虎鉄先生が、何かの計画をしています。 2020年東京五輪の観戦スケジュールを考えているそうです。 招致時は、東京近辺に会場を集中する「コンパクト五輪」と言われていました。 全35会場のうち、28カ所を東京・晴海地区の選手村から半径8キロ以内に配置し、開催費は総額7340億円としていましたが……。 新国立競技場の旧デザインの総工費は、1300億円から2520億円に増大。 東日本大震災後の資材費高騰や見通しの甘さなどで、方向転換を余儀なくされました。 主会場の新国立競技場は、総工費1550億円を上限に公募をやり直し。 隅研吾さんらの案に決まりました。 費用は国が半額、残りを都とtoto(サッカーくじ)収益金で分担します。 しかし、経費増加はそれだけではありませんでした。
15年7月、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は、警備や輸送などを含めた大会開催費総額は、2兆円を超すと指摘。 16年の東京都の試算では、3兆円を超すと指摘されました。 なぜ高額になってしまったのでしょうか? そもそも上限額を定めていませんでした。 国際オリンピック委員会(IOC)が14年に分散開催を認めたこともあり、新設予定の会場は変更も検討されましたが、結局、計画通り、新設が決まりました。 ・海の森水上競技場<カヌー・スプリント、ボート> (東京湾岸、491億円) ・有明アリーナ<バレーボール> (江東区、404億円) ・オリンピックアクアティクスセンター<水泳> (江東区、整備費683億円) 小池都知事就任後、整備費などが見直され、合計で427億円削減されるそうです。
ただ数字は仮置きのため、変動する可能性もあります。 また東京都外の既存施設で開催することになった競技もあります。 6道県11会場で、開催費は1600億円超。 ただし、これに追加競技の費用は含まれていません。 追加競技は、以下の通りです。 ・空手(日本武道館) ・スケートボード、スポーツクライミング(青海アーバンスポーツ会場) ・サーフィン(釣ヶ崎海岸) ・野球、ソフトボール(横浜スタジアム) サッカーは宮城スタジアム、札幌ドームでの開催も決まりました。
16年2月、大会組織委員会は経費の試算を初公表しました。 会場関係のハード面の費用は、6800億円。 大会運営のソフト面の費用は、8200億円。 予備費は1000億~3000億円。 合計すると、1兆6000億~1兆8000億円になるそうです。 ただし、整備費などは国際情勢にも左右されるので、更に増えるかもしれません。 施設の賃借料や補償費などもかかるとみられています。 都外の仮設会場整備費約500億円は、都が負担するようです。 一方、開催地の自治体は「出さない」と考えているようですが……。 招致段階では、組織委員会が全額負担する計画だったのです。 観光客が入り、五輪開催のメリットを享受できる以上、東京都以外の自治体も相応の負担を検討すべきかもしれません。 開催するからには、いい大会にしてほしいですね。

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