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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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テレビ局から海上保安官に「命救う仕事に」

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秋田海上保安部に勤務する神久剛さん
秋田海上保安部に勤務する神久剛さん

仙台の元テレビ局員 神久剛さん(37)

 185センチの長身に濃紺の制服。背筋はきりりと伸びていた。秋田港から海を見つめる姿は、やりたかった仕事をしている喜びより、緊張感が大きいようにみえた。

 昨年1月に海上保安庁に入り、同6月、秋田海上保安部(秋田市)に配属された。現在は1000トンクラスの巡視船「でわ」に乗り、船の整備や無線連絡を担う通信士補だ。「今は慣れるのに必死。職場の10歳も年下の『先輩』に迷惑をかけないようにしないと」と真剣な表情を崩さない。

 東日本大震災当時、仙台市のテレビ局に勤め、技術スタッフとして報道番組の制作に携わっていた。地震発生時は自宅にいたが、すぐ社に向かった。町は人であふれ、大混乱。到着には通常の3倍の時間を要した。社屋が安全か不安がよぎったが、映像編集の作業室へ飛び込んだ。

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