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海部宣男・評 『MARS(マーズ)-火星移住計画』=レオナード・デイヴィッド著

 (日経ナショナルジオグラフィック社・3456円)

夢のまた夢 でも未来への夢描く

 「火星移住」と聞けば、胸が騒ぐ。人類は、いよいよそれを考える時代を迎えたのだろうか?

 未来の科学計画や事業として火星移住を追求する研究組織は、実は米・欧には多い。ナショナルジオグラフィック社はそうした動きを大々的に取材し、TV番組シリーズ「マーズ」をリリースした。本書は、その制作と並行して編集された大型本である。火星探査や移住計画に取り組む科学者・技術者・経営者が続々登場して、夢や課題を語る。意欲的な内容だし、ナショジオ得意の美しい写真や想像図が楽しめる。科学・技術に基づく話であるだけに、SFファンにはたまらないだろう。月刊誌『ナショナルジオグラフィック日本版』も、昨年十一月号で同テーマの特集を組んでいる。併読をお勧めする。

 NASAが検討する火星基地の候補の一つは、太陽系最大の谷・マリネリス峡谷の底だ。古代の溶岩流や湖底…

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