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ここで創る3.11

東日本大震災6年/4 片平仁さん(CGアーティスト)

片平仁さん

 山の中の道を車で進んでいく。JR福島駅から30分ばかり。福島市大波地区に近づくにつれ口がなめらかになった。

 「あそこの雑貨屋で毎日画用紙を買って、絵を描いていたんです」「小さいころ日中預かってもらっていたお宅が、そこです」

 東京電力福島第1原発事故をテーマに制作を続けるコンピューターグラフィックス(CG)アーティストで高校教諭の片平仁さん(57)=福島市=は、小学校に上がるまで育ったこの場所で懐かしそうに語る。「何十年ぶりかに来ました」と、大波小学校の校庭で何度も遊んだ鉄棒を見上げた。

 だが今、校舎に子供の姿はない。人口減少に、原発事故が拍車をかけた。事故直後の4月、同小の大気中の放射線量は毎時3・8マイクロシーベルト以上を記録し、一時屋外活動が制限された。転校などで児童数が減り、2014年4月に休校。今年3月末には、廃校となる。

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