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ここで創る3.11

東日本大震災6年/5止 本田一弘さん(会津若松の歌人)

本田一弘さん

福島の悲痛な現実、歌い

 磐梯山を車窓に望むあたりから線路脇の雪がにわかに深くなった。山々に抱かれた福島県会津若松市とその周辺には、福島第1原発のある大熊町をはじめ、同県沿岸部から避難した人々が今も身を寄せている。

 福島市生まれの歌人、本田一弘さん(48)は筑波大を卒業後、高校の国語科教師として会津地方に赴任。四半世紀の間、福島や会津の自然、風土と人とのかかわりを深みのある古語に託して歌い続けてきた。

 会津の3月はまだ雪の中にある。6年前、福島市内で母の四十九日法要を済ませ、母の兄を見舞った病院で激震に襲われた。心身ともに衰弱した伯父は、間もなく息を引き取った。

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