「原発事故から逃げられる? ズサンな避難の計画・訓練 福島原発事故から6年、福島の今は」をテーマに、京都自治体問題研究所原子力災害研究会の池田豊代表がこのほど、京丹後市で講演した。福島原発事故があった自治体の担当者らの取材を重ねた結果として「原発事故があったことを早く忘れること、事故がなかったことにすることが国の政策の主眼だ」と主張した。
講演は「原発ゼロネット丹後」が主催。池田さんは「現在、人口がゼロの自治体が六つある」と切り出した。東京電力福島第1原発がある福島県大熊町などで、原子炉の中は今でもとてつもない強い放射線で内部はよく分からないのが「事故後6年経過した実態」と指摘。東京五輪誘致の場で、「アンダーコントロール(抑制できている)」と表現した安倍晋三首相を厳しく批判した。
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