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歌舞伎

伊賀越道中双六 吉右衛門、絶妙な演技=評・小玉祥子

 国立劇場開場50周年記念の最後を飾る公演。国立劇場文芸研究会補綴(ほてい)。荒木又右衛門の「伊賀上野の敵討ち」が題材で、一昨年12月に評判を取った通し上演とほぼ同じ俳優が再結集した。

 上杉家家老、和田行家(橘三郎)が沢井股五郎(錦之助)に闇討ちされたのを発端に、行家の娘、お谷(雀右衛門)の夫、唐木政右衛門(吉右衛門)、行家の子、志津馬(菊之助)らが敵討ちを果たすまでを描く。

 見応えがあるのが四幕「岡崎」。関所を破った政右衛門は再会した旧師の山田幸兵衛(歌六)に股五郎方への尽力を請われる。幸兵衛は現在の政右衛門の立場を知らない。政右衛門は離縁したお谷が連れてきたわが子を自身の正体を隠すために手にかける。

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