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渡部暁斗 銀鏡に向かう

王者は「キング・オブ・スキー」と称されるノルディック複合。渡部暁斗選手が競技への考えや日々感じることを発信します。

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渡部暁斗 銀鏡に向かう

自問自答 試行錯誤で勘を鍛える=ノルディックスキー複合・渡部暁斗

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 僕は同じことの繰り返しや現状維持が好きではない。状態が良くても、もっと改善できるのではと積極的に新しいことに取り組んでいる。ジャンプだけなら、あるいは距離だけなら、もしかしたら完成形があるかもしれないが、複合は異なる能力が求められる。押したり引いたりバランスを取りながらやっている。完成形はないと思っている。

 今季はドイツ勢が圧倒的に強く、シーズン序盤は「今季中には距離のスピードに対処できない」と思うくらいの差があった。中盤は体重を増やして走れるようになったが、飛べなくなった。それをさらに見直して両立させた。ただ、自分の身体的な能力の改善が直接、パフォーマンス向上につながった感覚はあまりない。体を見直したことで、道具がうまく使えるようになった感覚だ。

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