豊洲市場

100倍ベンゼン 「移転」小池知事どう判断

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報道陣に公開された豊洲市場地下水モニタリング再調査作業の中で、くみ上げられた地下水=東京都江東区で2017年2月7日午前10時45分、竹内紀臣撮影
報道陣に公開された豊洲市場地下水モニタリング再調査作業の中で、くみ上げられた地下水=東京都江東区で2017年2月7日午前10時45分、竹内紀臣撮影

再調査で検出、19日の「専門家会議」で詳細な数値公表へ

 東京都の豊洲市場(江東区)の地下水再調査で、国の環境基準値の100倍のベンゼンが検出されたことが、関係者への取材で分かった。19日に開かれる外部有識者の「専門家会議」(平田健正座長)で詳細な数値が公表される。東京都の小池百合子知事は、豊洲市場への移転について「再調査結果を見て総合的に判断する」としており、難しい判断を迫られることとなった。

 関係者によると、再調査は4分析機関がそれぞれ実施し、複数の地点で基準値を上回る有害物質が検出された。最も濃度が高かったのは発がん性があるとされるベンゼンで、うち1機関の分析で基準値の最大100倍の地点があった。

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