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施設の職員確保難しく 周辺市町村も人手不足
東京電力福島第1原発事故の避難指示が今月末から相次ぎ解除される浪江、富岡両町と飯舘村で、住民帰還の大きな障害になっているのが高齢者介護施設の不足だ。3町村は住民の需要に応じるため、周辺市町村の施設に受け入れを求めている。しかし、各施設とも介護士や看護師の確保に苦しみ、新たな入所者を迎えられる状態ではない。介護の「広域連携」も人手不足に阻まれているのが実情だ。【大塚卓也】
浪江町幾世橋の介護老人保健施設「貴布祢(きふね)」は、震災前は町内に2カ所あった入所型施設の一つだ。運営する医療法人伸裕会(新地町)の担当者は「今後も再開はしない方針を町に伝えた」と話す。
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