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車で社会復帰

自動車運転への復帰支援の動きを「車で社会復帰」と題して随時お伝えします。

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リハビリ病院に出前教習

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ライズペーパードライバーズクラブの中島敦代表(右)の運転指導を受ける足立守和さん=浜松市中区で
ライズペーパードライバーズクラブの中島敦代表(右)の運転指導を受ける足立守和さん=浜松市中区で

 <くらしナビ・スローらいふ>

 脳卒中のリハビリを終えた人の運転再開支援で、リハビリ病院に教習指導員が“出前”する試みが浜松市で行われている。運転再開支援の実車評価は利用者が自動車教習所まで出向くのが通例だが、出前なら病院発着で利用者の負担は少なく効果的だ。

 「アクセルを離しながら曲がれてますね。今の余裕を持ちましょう」。脳出血で右半身にまひが残る足立守和さん(50)に、教習指導員の中島淳さんが穏やかな口調で呼びかける。中島さんは出前形式で自動車教習を行う「ライズペーパードライバーズクラブ」(愛知県高浜市)の代表。足立さんは浜松市リハビリテーション病院(同市中区)に通院する。ライズ社は昨年から病院の依頼で実車評価を実施。希望者に訓練も行う。足立さんの訓練は4回目だ。

 足立さんは、左アクセルペダル、補助ブレーキを装備した車で浜松市の一般道を走った。「今の割り込みはきちんと見えてましたね」。中島さんは急に左から割り込んだ車に減速できた足立さんをほめる。一方、S字カーブでスピードが速かった時は「こわいねえ。先の見えない場合は緩めに」と苦言も。100分の授業で終わりの20分はドライブレコーダーを見ての振り返り。後続車がある時にあせりがみえるなどの講評を受けた足立さん…

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