連載

がん大国白書

国民の2人に1人ががんになるという「がん大国」日本におけるがん医療、がん対策に迫ります。

連載一覧

がん大国白書

第5部 生きる力に/1(その1) AIが病理診断 専門医不足カバー

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
富山市民病院でたった一人で病理診断に取り組む斎藤勝彦部長=富山市の同病院で、野田武撮影
富山市民病院でたった一人で病理診断に取り組む斎藤勝彦部長=富山市の同病院で、野田武撮影

 囲碁のトップ棋士を破り、蒸気機関、電力、コンピューターに続き第4の産業革命を生むともされる人工知能(AI)が、がん医療にも広がろうとしている。日本病理学会が今年2月、AIを使ったがんの画像診断技術の開発を公表した。病理医は体内の組織を顕微鏡で観察し、がんなどの病気を診断する。しかし、病床数400以上の全国の病院(約700施設)の約3分の1には、常勤の病理専門医がいない。常勤医がいても半数近くは1人。病理医不足の救世主として「AI」が注目されている。

 ホルマリン漬けにした臓器片を切り、ろうで固めて標本(縦約3センチ、横約8センチ)を作る。それを顕微鏡でのぞき細胞の形から病気の有無を判断する。がん診断に欠かせない病理医の仕事だ。

この記事は有料記事です。

残り731文字(全文1048文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集