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断絶のはざまで=高野聡

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 子宮頸(けい)がん予防のためのヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種勧奨が中止された2013年6月から3年半以上過ぎた。11~15年の同ワクチンに関する全国紙5紙の報道を分析すると、13年3月を境に論調が肯定的から否定的に変わったという。論文著者の帝京大ちば総合医療センターの津田健司医師は「世界保健機関(WHO)が推奨するワクチンのリスクを新聞が過度にあおり、社会に否定的な世論を形成した」と指摘する。そうだろうか?

 13年3月は接種後に歩行障害などの症状が生じたと報じられた時期だ。以後、似た症状の報道が続いた。社会の関心を呼ぶ事実を報じるのは当然だ。そうした状況ゆえWHOの日本批判も記事になった。「過度にあおった」とは適切ではない。

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