愛子さま

「世界の平和を願って」 学習院女子中等科を卒業 記念文集に作文

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学習院女子中等科の卒業式に向かわれる愛子さまと皇太子ご夫妻=東京都新宿区の学習院戸山キャンパス前で2017年3月22日午前9時10分(代表撮影)
学習院女子中等科の卒業式に向かわれる愛子さまと皇太子ご夫妻=東京都新宿区の学習院戸山キャンパス前で2017年3月22日午前9時10分(代表撮影)

 皇太子ご夫妻の長女愛子さま(15)が22日、学習院女子中等科(東京都新宿区)を卒業された。卒業に際し、宮内庁は愛子さまが同校の記念文集に寄せた作文を公開した。

 作文の全文は以下の通り。

世界の平和を願って

              敬宮 愛子

 卒業をひかえた冬の朝、急ぎ足で学校の門をくぐり、ふと空を見上げた。雲一つない澄み渡った空がそこにあった。家族に見守られ、毎日学校で学べること、友達が待っていてくれること…なんて幸せなのだろう。なんて平和なのだろう。青い空を見て、そんなことを心の中でつぶやいた。このように私の意識が大きく変わったのは、中三の五月に修学旅行で広島を訪れてからである。

 原爆ドームを目の前にした私は、突然足が動かなくなった。まるで、七十一年前の八月六日、その日その場に自分がいるように思えた。ドーム型の鉄骨と外壁の一部だけが今も残っている原爆ドーム。写真で見たことはあったが、ここまで悲惨な状態であることに衝撃を受けた。平和記念資料館には、焼け焦げた姿で亡くなっている子供が抱えていたお弁当箱、熱線や放射能による人体への被害、後遺症など様々な展示があった。これが実際に…

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