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どうすれば安全安心

がん治療時の口のケアは 欠かせない歯科での処置

唾液腺マッサージ

 がん治療なのに、どうして口の中のケアをするのだろう? 無関係のようだが、がん治療のつらい副作用の一つに口内炎がある。口の中全体がただれてしまうような重症の場合は、食事ができなくなるなど治療中のQOL(生活の質)の低下につながる。口腔(こうくう)ケアの基礎知識をまとめた。【庄司哲也】

口内炎、重症化しがち/「在院日数」の短縮も/つらい時はうがいを

 「口内炎と聞くと、小さな傷を思い浮かべるかもしれません。しかし、がん治療の副作用による口内炎は、口全体に炎症が広がって重症になるケースがあります。2009年に当院で行われた抗がん剤治療による副作用のつらさを尋ねたアンケート調査では、男性の4番目に『口内炎のつらさ』が位置づけられたほどです」。こう説明するのは国立がん研究センター歯科医長の上野尚雄さんだ。

 口の中は元々、細菌が非常に多く生息している場所だ。抗がん剤の治療で起こる副作用の一つの「骨髄抑制」では、白血球が減り、細菌に対する免疫力が低下する。また唾液腺もダメージを受け、唾液の分泌が低下する。唾液は口の中を浄化する作用があるため、口の中が乾燥すると細菌がさらに増加する。

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