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ブイカ 自由自在の息のむパワー

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 深紅のドレスがよく似合うアフリカ系ディーバは、満面の笑みをたたえながら、2007年以来2度目の来日ステージに立った。「おはようございまーす」の第一声から、もう観客はブイカのとりこ。ハスキーボイスの最強フラメンコ唱法に、しなやかな動作。自由を謳歌(おうか)し、魂を揺さぶる、魅惑の果実がそこにあった。

 赤道ギニアのビオコ島にルーツをもつブイカ(母方の姓)は、地中海のマヨルカ島生まれ。ジプシー地区で育ち、ごく自然に道端でフラメンコを歌い始めていたそうだ。アフリカ系フラメンコ歌手は今も異色の存在だし、そもそも、狭いジャンルでくくれるシンガーにあらず。6年前にマイアミへ拠点を移していた。

 ギター、ベース、トロンボーン、パーカッション2人の伴奏陣が、心にくいばかりに彼女をサポート。特筆すべきは打楽器カホンの名手。ラモン・ポリーナ&ピラーニャ兄弟を一緒に連れてきてしまって、留守中フラメンコ界はどうやりくりしたんだろうか。

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