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『検証 アベノメディア 安倍政権のマスコミ支配』=臺宏士・著

 (緑風出版・2160円)

 政府や与党が報道内容をめぐって放送局に繰り返し干渉し、放送局は為政者の意向を忖度(そんたく)して報道するようになる--。ディストピア小説の世界ではなく、民主主義を標榜(ひょうぼう)する日本で現実に起きている話というから空恐ろしくなる。「政府が右と言うものを左と言うわけにはいかない」。公共放送トップのこの発言は、まさに「忖度報道」の象徴だ。

 メディアを継続的に監視する元新聞記者の著者は、表現の自由を保障する憲法21条と、マスメディアに対する国民の信頼がともに揺らいでいる現状に警鐘を鳴らす。報道機関としてのあり方が問われるような特定秘密保護法、改正通信傍受法、本土メディアの沖縄報道などの課題を順を追って丁寧に解説。その中には、取材・制作現場が公権力の圧力にどう抗するべきかのヒントがある。

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