風がまだ冷たい今月上旬。ベビーフード製造販売「はたけのみかた」社長の武村幸奈さん(24)と集荷担当の加藤諒さん(24)が、滋賀県湖南市の事務所から車で約40分かけて向かった先は同県近江八幡市。畑の中のビニールハウスで、小林めぐみさん(52)が丸々と太った大根20キロを用意して待っていた。「保存は新聞紙で巻くといいですか?」「そのままでも半月ほどは、どうもないけどね。これ、形が悪くてはねたイチゴ、食べて」「おいしい!」。武村さんと加藤さんが声を上げた。
小林さんは、農薬も化学肥料も使わない農業を続けている。この日、2人に渡した大根は、同社の無添加ベビーフード「manma(マンマ) 四季の離乳食」の材料になる。小林さん自身も以前から、自分たちの野菜でベビーフードを作りたいと考えていた。資金面などから二の足を踏んでいた2年前、「同じことを考えている大学生がいる」と知人から紹介されたのが武村さんだった。
この記事は有料記事です。
残り1981文字(全文2396文字)
毎時01分更新
日本医科大付属病院(東京都文京区)が、同大学に在籍する院生…
<くらしナビ・環境> 食品のトレーやペットボトルなど、日用…
今度は「煉獄(れんごく)さん」? 25日の衆院予算委員会で…