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第二の故郷で

インドシナ難民は今/6 支援の網、届きにくく 言葉に壁、さらなる施策を /兵庫

 昨年7月、神戸地裁姫路支部で、窃盗事件の判決が言い渡された。被告はインドシナ難民(ベトナム出身)の50代男性。姫路市内のスーパーで缶ビール2本(約560円)を盗み、懲役10カ月(求刑1年6カ月)が言い渡された。アルコールに依存気味で、過去に同様の事件を起こして保護観察処分中だった。

 公判によると、男性は1990年代に来日し、かつては工場で働いていた。2015年末に起こした窃盗事件で、保護観察付きの執行猶予を言い渡されたが、事務所に伝えず転居していた。治療も中断しており、妻は法廷で「治療のため3カ月間入院したことがあるので(事件前も)再入院させたかったが、今度は施設に受け入れてもらえなかった」と証言した。

 閉廷後、妻に取材すると、通訳を通じて「日本に親戚はいるが、相談できる人はいない。日本語も、日本の制度もよく分からない」と答え、足早に去った。

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