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SUNDAY LIBRARY

三浦 天紗子・評『ヒトの遺伝子改変はどこまで許されるのか』石井哲也・著

◆『ヒトの遺伝子改変はどこまで許されるのか』石井哲也・著(イースト新書Q/税別800円)

 ゲノム編集は、いわば自然界にも起きる突然変異を人為的に行うテクノロジー。ある特定の遺伝子を意図的に壊して変異させる「クリスパー・キャス9」というゲノム編集技術は汎用性に富んでいて、あらゆる動物や植物のDNA操作が容易に可能になったという。

 結果、農業や畜産などの品種改良のスピードは速まり、狙い通りの成果を上げる確率が格段に増した。ゆえに、その応用にとりわけ期待が集まるのは、医療の分野だ。すでにその技術を用いた治療で、エイズや子どもの急性リンパ性白血病が改善した臨床例があると、本書では紹介されている。現代では治療困難と思われている難病を克服できるとあれば、遺伝子治療への期待はますます膨らむだろう。

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