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がん大国白書

第5部 生きる力に/8止 命伝える出張授業

「がん教育を推進したい」と中学と高校の教員免許を取得し、免許状を手にする林和彦・東京女子医大がんセンター長=東京都新宿区の同大で、永山悦子撮影

 「なんで私が?」「よりによってがんになるなんて」

 林和彦・東京女子医大がんセンター長(56)は、がんと告げられた患者のこうした言葉を何度も聞いてきた。「パニックになる気持ちは分かるが、国民の2人に1人ががんになる時代なのに自分が病気になることを想定していない」と林さん。若い頃は、がんを治すことだけを考え、「神の手」と呼ばれた外科医の先輩の背中を追った。手術の限界を感じて抗がん剤治療や緩和ケアも極めた。

 だが、「がんについてもっと知ってほしい」という思いを強める出来事が4年前にあった。大腸がんの高齢女性を診察した際、一緒にいた小さな孫が、抗がん剤の副作用で一気に脱毛した祖母の姿を見て「気持ち悪い!」と口にしたのだ。「子どもはがんを知らないだけ。学校に行こう」と決意した。

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