ハンセン病患者の裁判が隔離施設などに設置した「特別法廷」で開かれた問題で、最高検と熊本地検は31日、検察が関与した責任を認めて謝罪する一方、患者とされた男性が殺人罪などに問われて特別法廷で死刑となった「菊池事件」について元患者らが求めた再審請求はしない方針を示した。元患者や弁護団からは「理不尽だ」「自分たちの責任をいまだ省みていない」などと失望の声が上がり、今後は国家賠償訴訟を起こして司法における差別解消の遅れを問う考えを明らかにした。【平川昌範、土田暁彦、柿崎誠】
「承服しがたい」。記者会見した徳田靖之弁護団長は強い不満を表明した。「昨年4月の最高裁の調査報告書に乗っかっただけの判断で、憲法や人権を守るべき司法が何十年と放置してきた問題であることを少しも考えていない」と批判。菊池事件の再審請求をしない判断について「憲法違反の裁判を司法が許すのか」と憤った。
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