常磐線

原発の町、戻れ古里…浪江-小高・再開

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JR常磐線の浪江-小高間の再開を記念し、浪江駅で開かれた式典=福島県浪江町で2017年4月1日午前10時19分、喜屋武真之介撮影
JR常磐線の浪江-小高間の再開を記念し、浪江駅で開かれた式典=福島県浪江町で2017年4月1日午前10時19分、喜屋武真之介撮影

 JR東日本は1日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で6年以上不通だったJR常磐線浪江(福島県浪江町)-小高(同県南相馬市)間の運行を再開した。浪江町の全域に出た避難指示は3月末に一部解除され、駅にも客が戻った。浪江は商業の町だったが、当面の帰還者は数%とみられ、飲食店が軒を連ねて原発作業員らでにぎわった駅前商店街もシャッター通りだ。原発で盛衰を味わった町の復興は遠い。【土江洋範】

 浪江町の中心市街地・権現堂(ごんげんどう)地区にあるJR浪江駅。午前10時12分、馬場有(たもつ)町長(68)らを乗せた電車がホームに到着すると、大勢の町民らが笑顔で出迎えた。再開区間は8・9キロ。沿線では地元住民が「お帰りなさい」の横断幕を掲げ歓迎した。避難先の南相馬市から乗った町出身の東海林サチ子さん(61)は「町の新たな誕生日をお祝いしたかった」と話した。

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