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ウルフ連覇、康生監督「まだ伸びる」(スポニチ)

柔道全日本選抜体重別選手権最終日(2017年4月2日 福岡国際センター)

 男女計7階級が行われ、男子100キロ級ではウルフ・アロン(21=東海大)が大会2連覇を果たし、8月の世界選手権(ブダペスト)の初代表に決まった。リオデジャネイロ五輪銅メダルの羽賀龍之介(25=旭化成)を決勝で、2月のグランドスラム・パリ大会を制した18歳の飯田健太郎(国士舘大)を準決勝で撃破。レベルの高い三つどもえの代表争いを制し、期待の日米ハーフが20年東京五輪へ幸先のいいスタートを切った。

     互いに指導1で突入したゴールデンスコアの延長戦。デジタル時計が数字を刻むごとに、両者の疲労度は増していった。それでも積極的に技を出していたのはウルフだ。粘り強く戦った末、最後はかけ逃げしたリオデジャネイロ五輪銅メダリストの羽賀に2つ目の指導が与えられて決着。通常の3試合分を越える12分14秒の長期戦を制し、ウルフがほえた。

     対戦は大学1年だった14年11月の講道館杯以来で、この時は送り襟絞めで屈した。東海大OBで練習拠点を置く4歳年上の羽賀との差はパワー。そこでウルフはスタミナを生かすことに活路を見いだした。大会3週間前からは2日に1回のペースで階段上りのトレーニングを行って体力づくり。4分間では指導差で決着が付かない新ルールを生かし切り「スタミナがあれば力不足もカバーできる」と胸を張った。

     飛ぶ鳥を落とす勢いの飯田を破った準決勝では、相手が得意とする内股を封じ、その内股で技ありを奪って優勢勝ちした。内股は羽賀も得意とする技。掛けられた際、踏ん張りきるための体幹トレーニングも欠かしていないといい「食らわない力をつけてきた」としてやったりの表情だ。

     身長1メートル80は100キロ級としては小柄だが、米国人の父・ジェームズさん譲りのバネが魅力だ。また、15年講道館杯を制した際は、「顔はハーフで(男前じゃなくて)失敗したけれど、柔道は失敗したくない」と抜群のコメントで会場を笑わせたことも。スター性を兼ね備える21歳に、男子日本代表の井上康生監督も「ポジティブで人の意見も聞ける。まだまだ伸びる要素ある」と期待をかける。群雄割拠の階級を制し、次に見据えるは世界。「世界選手権で優勝して、東京五輪に近づけるようにしたい」と言い切った。

     ◆ウルフ・アロン 1996年(平8)2月25日、東京都生まれの21歳。6歳の時に春日柔道クラブで柔道を始める。東海大浦安高では2年の時に1学年上のベイカー茉秋とともに団体戦で3冠を達成。14年4月に東海大に進学し、15、16年の講道館杯を連覇。今年2月のグランプリ・デュッセルドルフ大会は準優勝だった。得意技は寝技。父が米国出身のハーフ。(スポニチ)

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