多摩動物公園

日本で唯一子育てするカエルの繁殖に成功

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 日本に生息するカエルでは唯一、子育てをする「アイフィンガーガエル」の繁殖に、多摩動物公園(東京都日野市)が成功した。同園の昆虫生態園では、親ガエルや子ガエル、オタマジャクシの様子を観察することができる。

 アイフィンガーガエルは沖縄県石垣島や西表島と台湾に分布する。森林の樹上に生息し、地上におりることはほとんどない。雌は木の幹の洞やクワズイモ(サトイモ科の多年草)の葉の根元などにたまった水に産卵する。卵がふ化すると、雌は時々やってきて、無精卵を産み、オタマジャクシに食べさせて育てる。成体は体長3~4センチ、雌の方が雄より少し大きい。クモなど小さな昆虫を食べる。

 同公園は昨年10月中旬から4匹の展示を始めたものの、東京で見られるカエルと異なり、季節を問わず産卵するはずが、なかなか産卵しない。そこで、飼育担当の佐々木愛子さん(37)は毎日、水槽に敷いたコケに水をしっかりと含ませ、水槽の上部を一部塞いで湿度を高めにするなど、手探りで条件を整えたところ、今年1月下旬、水を張った竹筒の水面より上に、直径約5ミリの卵を100個以上確認した。

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