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宴会の最初の30分と最後の10分は席について料理を食べきろう--。新年度がスタートし、歓迎会や花見のシーズンが真っただ中を迎える中、会食時の食べ残しをなくそうと自治体が啓発に乗り出している。昨秋には食べきり運動を進める自治体の全国ネットワークも初めて設立され、取り組みは拡大中だ。【青木絵美】
4日夕方、福岡市中央区の天神中央公園では、見ごろを迎えた桜の下で仕事帰りの会社員らが宴会を楽しんでいた。福岡市内の会社に勤める原田友翔(ともは)さん(26)は上司ら7人での花見で幹事役を務め「食べ残さないように一人一人の弁当と、みんなでつまむ揚げ物の盛り合わせを4人前程度に抑えた。最後に残っていたら『食べましょう』と声をかけるつもり」と話した。
山口県宇部市は歓送迎会が集中する3~4月を食べきり運動の強化月間の一つとし、幹事向けのチラシをホームページにアップして呼びかけている。幹事の心得として「適量を注文すべし」「開始後30分間、終了前10分間はしっかりと食べる時間を作るべし」など4カ条を挙げ「幹事さんの声掛け例」も示す。
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