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森友学園

補助金を不正申請か 大阪府調査

仮差し押さえが認められた塚本幼稚園=大阪市淀川区で2017年3月22日午後4時33分、本社ヘリから幾島健太郎撮影

 学校法人「森友学園」が運営する塚本幼稚園(大阪市淀川区)が、特別に支援が必要な園児に関係する補助金について、大阪府への申請に必要な保護者の同意書がないケースがあることが分かった。3月まで長女(6)を通わせていた元PTA会長が4日、「診断書の提出を園から指示されたが、補助金申請のためだとは知らされなかった。同意書は書いていない」と証言した。園が不正に補助金を申請した可能性があり、府は調査を進める。

 元PTA会長の図越寛さん(36)によると、2015年4月に配布された家庭調査票の持病欄に、娘が弱視で矯正眼鏡を使っていると記入。園側から診断書の提出を指示された。16年4月にも診断書を提出したが、補助金の説明も同意書の記入も求められなかったという。図越さんは「娘は日常生活に支障はなく、眼鏡をかけるだけで診断書が必要なのは不思議に感じた」と話す。

 府によると、補助金は障害のある園児の支援を目的に、園児数に応じて1人あたり最大約80万円を支給。15年度の塚本幼稚園の対象園児は16人で、計約1250万円だった。受給には医師の診断書や臨床心理士の意見書、保護者への説明状況などの報告書が必要で、16年度から保護者の同意書を園で保管することになった。図越さんが今月3日に府に問い合わせ、診断書が補助金申請のために使われたことが分かった。

 図越さんによると、自主退園した他の元園児5人も卵アレルギーや指の屈曲などの診断書を園から求められたが、保護者は同意書にサインしていないという。図越さんは「子どもを利用した悪質な詐欺だ」と批判する。

 府私学課によると、3月31日の府の立ち入り調査で園側は同意書など関係書類を「東京にある」として示さず、同課は「次回の立ち入り調査で確認する」とする。園に支給された補助金は06~15年度で計約1億7250万円で、16年度分は支給を止めている。【岡崎英遠、米山淳】

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