- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

東京都の豊洲市場(江東区)への移転問題に関する都議会の調査特別委員会(百条委員会)は6日、非公式の会合を開き、証人喚問した浜渦(はまうず)武生元副知事の証言を「偽証」と認定する方向で最終調整に入った。5日間で計20時間以上を費やした24人に対する喚問では、豊洲市場の用地取得の経緯について真相が解明されなかった。各会派には焦点を浜渦氏の偽証に移すことで、有権者の批判から逃れたいとの思惑がある。
偽証の疑いがあるとされたのは、東京ガスとの用地取得交渉を巡る3月19日の証言。浜渦氏は「私の担当は2001年7月の(東ガスとの)基本合意までで、そこから先は一切触っていない」と述べた。これに対し、部下だった前川燿男(あきお)元知事本局長は、4月4日の喚問で基本合意締結以降も「最高責任者は浜渦氏で、一貫して市場を所管していた」と否定した。
この記事は有料記事です。
残り769文字(全文1137文字)