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論点

米のシリア攻撃

渡部恒雄氏

 いったいシリアはどうなってしまうのか--。トランプ米政権が「化学兵器の使用」を理由にシリア政府軍の拠点を巡航ミサイルで攻撃し、アサド政権の後ろ盾であるロシアの反発を招いた。到来するかに見えた米露の雪解けは遠のくのか。シリア内戦の行方は。米国の思惑や中東情勢への影響を専門家に聞いた。

 米軍のシリア攻撃は、自国民に化学兵器を使ったとみられるアサド政権を懲罰するだけでなく、化学兵器の更なる使用を含め、アサド政権の今後の行動を抑止するような作用があったと思う。攻撃自体は極めて現実的な一歩で、攻撃しなければシリア情勢はより悪化したと思う。ただ「1回限りの攻撃」と伝えられているが、「これ以上はやりません」では抑止にならない。

 シリア内戦で2013年に化学兵器を使用したとされるアサド政権に対し、当時のオバマ民主党政権が自ら「レッドライン」を設定し攻撃を示唆したにもかかわらず、結局は踏み切らなかったことには、民主党支持者からも批判が出ていた。このため、トランプ米大統領はオバマ氏との違いを示す狙いもあり、シリア政策で明確にかじを切った。

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