郷土料理

岡山ばらずし、初代藩主の倹約令起源に根拠なし

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JR岡山駅の代表的駅弁「桃太郎の祭ずし」
JR岡山駅の代表的駅弁「桃太郎の祭ずし」

 岡山を代表する郷土料理「岡山ばら(ちらし)ずし」。その起源は、江戸時代に岡山藩初代藩主の池田光政(1609~82)が「食事は一汁一菜(飯のほか、汁とおかずを各1品)に限る」との質素倹約のお触れを出したことで、魚や野菜を目立たないようにすし飯に混ぜ、見た目だけ一汁一菜にした--と説明されることが多い。しかし、この光政原因説を「根拠なし」とする報告が9年前にまとめられ、これに基づき、名物駅弁のパッケージに記された説明も改められていた。その真相とは?【小林一彦】

 「根拠なし」の報告をまとめたのは県郷土文化財団の主任研究員、万城(まんじょう)あきさん(54)。ばらずしが入ったJR岡山駅の代表的駅弁「桃太郎の祭ずし」を製造・販売する三好野本店(中区)から、「岡山のすしの起源を確認したい」との依頼を人づてに受けて調べた。

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