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広島

初勝利・加藤 九回1死までノーヒット・ノーラン

 ○広島4-1ヤクルト●(マツダスタジアム・7日)

     プロ初登板初先発の広島・加藤が、ノーヒット・ノーランにあと一歩の快投で初勝利を手にした。偶然巡ってきたチャンスを生かしたルーキーが大仕事をやってのけた。

     昨季沢村賞のジョンソンが咽頭(いんとう)炎で登録を抹消され、急きょ回ってきた出番だった。一回を3者凡退に抑えると、二回以降は四球を与えながらも要所を抑えた。特にフォークは「思ったところに投げられた」と高低に投げ分け、150キロ前後の直球を引き立てた。

     今季、慶大からドラフト1位入団した加藤の好投に野手も応えた。菊池、田中の二遊間を中心に難しい打球も処理し、六回には捕手・石原が盗塁を阻止した。慶大時代に無安打無得点試合を経験している加藤は、「意識はしていなかったが、知ってはいた。いいプレーがたくさんあったので、あるのかもしれないと思った」。

     だが、無安打を続けてきた九回1死から山田に四球を与え、続くバレンティンに左前にはじき返された。「こんなもんか。そんなに甘くない」。結局1点を失い、降板した。

     1987年8月に元中日・近藤真一が達成して以来となるプロ初登板での無安打無得点試合を目前で逃し、プロ初完投もならなかったが、白星だけはつかんだ。「勝ててホッとした。次はヒットを打たれても四球を減らしたい」と加藤。早くも視線は次戦の登板に向いていた。【村社拓信】

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