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論点

米中首脳会談 どう見る

マーティン・ファクラー氏

 米中関係安定への対話の始動か、青写真なき課題の先送りか--。初顔合わせしたトランプ大統領と習近平国家主席。外交・安全保障や経済などでの包括対話の枠組み新設で合意したが、トランプ氏は対北朝鮮での単独行動の用意を伝え、中国に制裁強化などの対処を迫った。トランプ時代の米中と世界はどうなる?

 米中首脳会談の成果について、トランプ米政権の高官は、習近平国家主席が訪米したこと自体に加え、首脳同士の個人的な関係を築けたことが両国関係への「最大の贈り物だ」(ロス商務長官)と説明した。トランプ大統領にとっては、各国首脳と個人的な関係を構築することが重要であり、習氏が自分の別荘「マララーゴ」まで来てくれたことが大切だった。

 最近の発言を見る限り、トランプ氏は、大統領選の時のようには中国を敵視しなくなったようだ。歴代米大統領も選挙中は中国に厳しい発言を繰り返しても、就任後は中国と向き合うという「現実」を受け入れてきた。トランプ氏は特に厳しい発言を浴びせていた通商問題の比重を下げ、北朝鮮情勢など安全保障問題に重点を移したようだ。対中貿易は既に米国内のシステムの一部になっており、どの大統領も既得権益に挑む危険を冒せなくな…

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