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『上座仏教事典』=パーリ学仏教文化学会 上座仏教事典編集委員会編

 (めこん・1万2960円)

 東南アジア大陸部やスリランカで主に信仰されている上座仏教。出家主義や厳しい戒律で知られ、人々の社会生活との距離感は、日本などで信仰される大乗仏教とは大きく異なっている。同じ「仏教」の名が付くが故に、逆に本来の姿はイメージしづらいかもしれない。同じくインドにルーツを持ち、その後、スリランカを経て南伝した上座仏教の原理原説を網羅した大著である。

 宗教の専門家だけではなく、地域研究者、パーリ語の研究者らで編成する執筆陣総勢103人が、風土や歴史、社会に根付いた上座仏教を総合的な見地で基礎から書き起こしている。総説編に収録の、現役僧侶による各国の上座仏教と日本との関係も貴重な報告だ。用途に応じた情報収集が可能で、ここまで一つにまとまった上座仏教についての知見は、ほぼなかったといえる。

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