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「熊本」後、13万回 九州で1年間、前年比22倍 気象研

 震度7を2回記録するなど大きな被害が出た昨年4月の熊本地震の発生から今年3月末までの約1年間に、同地震の活動域を中心に九州で、揺れを感じないものも含めた地震が約13万回発生していたことが、気象庁気象研究所(茨城県つくば市)の調べで分かった。大部分は余震で、熊本地震発生前の1年間(2015年4月~16年3月)に九州で起きた約6000回の約22倍。15年に全国で起きた約12万回も上回った。

     熊本地震で震源となった布田川(ふたがわ)断層帯と日奈久(ひなぐ)断層帯に沿う形で発生していたほか、本震で誘発された地震があった大分県の別府-万年山(はねやま)断層帯付近にも広がっていた。特に、昨年4月14日の前震直後から5月末までの約1カ月半で約7万回を記録した。

     大きな被害が出た他の内陸型地震よりもかなり多く、遠田晋次(とおだしんじ)・東北大教授(地震地質学)は「九州には分かっている活断層のほか、隠れた小さな活断層もたくさんあると考えられる。それが地震の多さにつながっているのではないか」と話している。

     同研究所地震津波研究部の溜渕功史(たまりぶちこうじ)研究官によると、同研究所が昨年4月に導入した自動処理手法で回数をまとめた。

     従来は職員が手動で解析していたが、地震が多発している状況でも震源などが決定できるようになった。【飯田和樹】

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