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開かれた扉

人類の悲願である核廃絶。歴史的な条約制定に向け、関係者の動きを追い、展望を探った。

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核兵器禁止条約へ/中 「日本は情けない国」

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核兵器禁止条約に反対し、会議場の外で抗議する米国のヘイリー国連大使(中央)ら=3月27日
核兵器禁止条約に反対し、会議場の外で抗議する米国のヘイリー国連大使(中央)ら=3月27日

「核の傘」呪縛 揺らぐ対応

 想定外の幕開けとなった。3月27日午前10時、国連本部(米ニューヨーク)の会議場には110以上の各国代表が着席。会議が始まろうとした矢先だった。会場の扉のすぐ外では、歴史的な会議に冷や水を浴びせるかのように、条約に反対する国々による記者会見が始まった。

 「我々は現実的になるべきだ。北朝鮮が核兵器禁止条約に賛成すると誰が思うのか」

 米国のヘイリー国連大使は時折笑みを浮かべ、抗議の言葉を述べた。各国メディアのカメラが並ぶ中、続いて同盟国の英、仏が発言。韓国やトルコなど「核の傘」の下にある国々も周囲を固め、会見後に握手を交わし、一体感を見せつけた。

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