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映画と歩んで

監督・降旗康男/中 高倉健とともに新境地

映画「追憶」(東宝系)の公開(5月6日)を前に映画人生の歩みを語った降旗康男監督=中村藍撮影

 1960年代、任〓(にんきょう)路線で邦画界を席巻した東映。65年の邦画の配給収入順位を見ると、「網走番外地 北海篇」、「関東果し状」「日本〓客伝 関東篇」など東映の作品が2~6位を独占している。

 降旗も67年に安藤昇を主演に据えた「ギャングの帝王」で本格的なやくざ映画を撮り、69~72年にかけては、高倉健主演の「新網走番外地」シリーズを何本か手掛け、そのほとんどが邦画の配収トップ10を記録するヒットとなった。

 だが、70年代に入ると東映の任〓路線にも陰りが出始める。72年の「新網走番外地 嵐呼ぶダンプ仁義」の撮影時に事件は起きた。「ある日、東映の東京撮影所で労使がぶつかって、(警視庁)石神井警察署が東映の組合幹部の逮捕状を取ったという報告が(プロデューサーの)俊藤(浩滋)さんの家にいる時に入った。逮捕なんかされたら、健さんも映画に出ないだろう。『なら、逮捕状の出た組合員たちを引き連れて明日にも北海道に…

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