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浜渦氏「何もしていない」偽証疑惑を否定

都議会豊洲百条委証人喚問で「偽証の疑いが濃厚」と指摘され、反論の会見をする浜渦武生・元副知事=東京都庁で 2017年4月10日午後2時41分、根岸基弘撮影

都庁で会見 改めて「01年7月の基本合意が最後」

 東京都の豊洲市場(江東区)への移転問題に関する都議会調査特別委員会(百条委員会)で偽証した疑いを持たれている浜渦(はまうず)武生元副知事が10日、都庁で記者会見し、「(地権者だった東京ガスと2001年7月に交わした)基本合意の後は何もしていない」と疑惑を否定した。

     浜渦氏は3月19日の百条委の証人喚問で「用地取得交渉に関わったのは基本合意までで、後は知事本局に引き継いだ」と述べた。一方、部下だった前川燿男(あきお)元知事本局長=現練馬区長=は「基本合意後も最高責任者は浜渦さんで、一貫して市場を所管していた」と証言、都の3人の部長が03年に浜渦氏に汚染対策を報告したことなどを示唆する文書も東ガスから提出された。

     これらの証拠から、百条委は浜渦氏の証言を偽証認定する方向で最終調整しており、10日の会見は浜渦氏が報道陣に設定を申し入れた。

     前川氏は喚問で、当時の都幹部は浜渦氏に「お手紙」と言われる書類を書き、政策判断を仰いでいたと明かし、東ガスの土壌汚染対策を具体的に定めた05年5月の「確認書」も「重要案件で部下が事前に浜渦さんに『お手紙』を出した」と述べた。これに対し、浜渦氏は会見で「重要ならば本人が持って来るはずだ」と反論した。

     「市場を所管する副知事なのに、基本合意後に指示を出していないのは不思議だ」と問われると、「所管では牛海綿状脳症(BSE)などもっとすごい話に手を取られていた」と説明した。

     都の土壌汚染対策費は最終的に858億円に膨らんだが、東ガスの負担は78億円にとどまった。浜渦氏は「東ガスは土壌をきれいにすると言った」として、後任の副知事らに費用分担や事業費の増大の責任があるとの見解を示した。東ガスとの「約束」を引き継いだかについては「聞かれれば言ったかもしれないし、言わなかったかもしれない」と曖昧な説明を繰り返した。

     浜渦氏は会見の冒頭で約20分間にわたって立ったまま強い口調で偽証を否定した。その後もテレビ映りを確認した上で、ほぼ立ったまま「記者の名前は覚えないから名乗らなくていい」「意味のない質問はしないで」などと仕切り、大きな身ぶり手ぶりを交えて答えた。【森健太郎、芳賀竜也、林田七恵】

    浜渦武生元副知事の記者会見骨子◇

    ・2001年7月の基本合意で私の特命は終わった。その後に市場担当者が説明に来ることはあったと思うが、指示はしていない

    ・他の市場で牛海綿状脳症(BSE)などもっと大変な話に手を取られていた

    ・百条委では反論の機会もない。(偽証との批判は)後付けだ

    ・土壌汚染は東ガスがきれいにする約束だった。(後任や部下には)聞かれれば言ったかもしれないし、言わなかったかもしれない

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