将来推計人口

50年後、3割減の8808万人

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50年後はこう変わる
50年後はこう変わる

2065年、高齢者の割合は38.4%と4割近くに

 厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所は10日、2065年まで50年間の将来推計人口を公表した。15年に1億2709万人の総人口(外国人を含む)は53年に1億人を割り、65年には3割減の8808万人になるとした。推計の前提となる50年後の合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子どもの数に相当)を5年前の前回推計の1.35から1.44に上方修正、1億人割れは前回推計より5年遅くなった。しかし人口減少と超高齢化の進行に歯止めはかかりそうにない。

 15年の国勢調査を基に算出した。最も可能性が高いケース(中位推計)では、65年の出生率を1.44、平均寿命を男性84.95歳、女性91.35歳と見込んだ。出生率の上方修正は、前回に続き2回連続で、30~40代の出生率が近年上昇していることが主な要因。

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