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厩舎馬ふん→キノコ→小麦→麦わら…食循環

プロジェクトのシンボルマークを持つ三浦農場の三浦尚史代表(中央)らメンバー=北海道帯広市で
ばん馬、きのこ、小麦の循環プロジェクト

 北海道帯広市のばんえい競馬の厩舎(きゅうしゃ)から出る馬ふんを活用してキノコ、パン用小麦を作り、収穫後の麦わらを厩舎に提供する循環プロジェクトが発足した。ばん馬から始まる十勝地方ならではの「食のサイクル」を消費者にアピールし、環境負荷を低減した循環型社会の広がりを目指す。

     プロジェクト名は「ばん馬to(と)きのこto(と)小麦の環(わ)」。ばんえい競馬を開催する帯広競馬場と農業法人「鎌田きのこ」、パン製造販売「満寿屋商店」(いずれも帯広市)、小麦農家「三浦農場」(音更町)、製粉会社アグリシステム(芽室町)の5者が参画した。

     鎌田きのこが馬ふんを使った堆肥(たいひ)でマッシュルームを栽培し、使用後の菌床を堆肥に三浦農場がパン用小麦「キタノカオリ」を生産する。小麦の製粉はアグリシステムが担当し、満寿屋商店がパンを製造。三浦農場は収穫後の麦わらを競馬場に提供するのが循環の流れだ。麦わらは厩舎で馬の敷きわらとして使われる。

     馬ふんを使ったマッシュルーム栽培や、その菌床を活用した小麦生産は数年前から行われてきたが、麦わらの提供で循環サイクルが成立。地場産小麦にこだわったパン製造を目指す満寿屋商店やアグリシステムが加わり、十勝地方の食文化を発信する体制も強化された。

     商品やプロジェクトの取り組みは、帯広競馬場でのイベントなどでPRしていく方針。プロジェクト代表に就いた三浦農場の三浦尚史さん(46)は「活動を通じて、食育やばんえい競馬の振興にも貢献したい」と意気込む。【鈴木斉】

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