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メディア時評

「パワハラ」では軽い=安冨歩・東京大東洋文化研究所教授

 毎日新聞の3月31日のデジタル版に「パワハラ 殴る蹴る、暴言2時間…自殺 ヤマト運輸提訴」という記事が出た。「訴えでは、ドライバーなどを務めていた男性が2012年秋以降、上司のセンター長から『死ね』などの暴言や、殴るなどの暴行といったパワハラを頻繁に受けてうつ病を発症し、15年1月に自殺した、としている」とある。

 私が気になるのは「パワハラ」という言葉の使い方である。「ハラスメント」とは「嫌がらせ」という意味である。上司と部下といった力関係(パワー)を背景に嫌がらせをするのが「パワハラ」なのだが、「『死ね』などの暴言や、殴るなどの暴行」は「嫌がらせ」で済む話なのだろうか。これらは個々に犯罪行為であるばかりか、しかもそれを2年以上にわたって繰り返し、自殺に追い込んだというのである。

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