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上田誠さん=第61回岸田國士戯曲賞を受賞

岸田戯曲賞を受賞した京都の劇団「ヨーロッパ企画」の劇作家、上田誠さん=大阪市北区で2017年3月7日、貝塚太一撮影

 「選考の俎上(そじょう)に載せられることはないと思っていました」。劇作家の登竜門にして、伝統ある戯曲賞の受賞の知らせに驚いたという。「コメディー作品でいただけたことが本当にうれしい」

 受賞作「来てけつかるべき新世界」では、人間くさい繁華街・新世界(大阪市浪速区)で暮らす人々が先端的なテクノロジーと出合う。ロボットアームが串カツを揚げ、ドローンが出前し、AI(人工知能)搭載の炊飯器が将棋や漫才をする。「電気系統と人間が絡むという企画性に、大阪の人情喜劇を加えました」

 もともと「ゲームを作る人になりたかった」という理科系男子。「見たことのない面白さ」を目指し、SFシチュエーションコメディーを書く。空間を作り、装置を考え、スタッフや俳優と話し合って、案を台本に落とし込む。「僕にとって戯曲は設計図に近い」。その設計図は、タワービルのゲートをIDカードで次々に開けていく「ビルのゲーツ」など、仕掛けに満ちた劇空間で展開する作品を生んできた。

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