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デザインで「脱ダサいたま」ワークショップで議論

県内のお土産を手にしながら、話し合いの結果を発表するワークショップの参加者ら=さいたま市で木村健二撮影

埼玉デザイン協議会 「らしく」工夫、企業に提案へ

 公益社団法人「埼玉デザイン協議会」(SADECO、川口市)などは、デザインの力で埼玉を活性化するプロジェクト「さいたま・つく~る」を始めた。観光資源や名産品が乏しいとも評される埼玉県。デザインの工夫で埼玉県内の土産物の人気を高める手法などについて議論し、企業に提案する。

     「埼玉らしいデザインとは!? 県内おみやげ事情から考える、脱ダサいたま」。さいたま市浦和区で3月24日、こんなテーマで同プロジェクト初のワークショップが開かれた。会員制交流サイト(SNS)の「フェイスブック」などで募集に応じた29人が参加。魅力的な埼玉土産の開発に取り組む「埼玉みやげラボ」の斉藤哲也代表(44)をゲストに招き、参加者は伊勢丹浦和店の県産品コーナーなどを視察した。

     その後、参加者は5~6人ずつ五つのグループに分かれた。埼玉土産の企画開発チームの一員になったとの想定で、各グループで一つずつ商品を選び、新しい販促方法を話し合った。

     対象商品は「煎餅詰め合わせ」(さいたま市大宮区)▽「狭山ほうじ茶ようかん」(狭山市)▽「きんぴらご棒」(さいたま市西区)▽「五家宝」(熊谷市)▽「蒟蒻(こんにゃく)スイーツ」(寄居町)。

     いずれも味は良いものの、パッケージや商品構成に課題があるとして選ばれた。包装のデザインについて「『埼玉感』が全く感じられない」「(ビニールに入れただけで)製造過程からいきなり市場に飛び出してきたようだ」などと厳しい意見が相次いだ。

     伊奈町から参加したデザイナーの森恵さん(33)は岩手県出身で、帰省の際は県内の土産ではなく東京土産を買うことが多いという。終了後、森さんは「専門家のデザイナーばかりでなく、生活者の視点でデザインを考えることができて良かった。理想の埼玉土産ができてくれれば、うれしい」と感想を語った。

     SADECOはワークショップの内容を関係企業に伝え、改善の参考にしてもらう。今後もデザインの観点から地域の活性化を目指すイベントを年4回程度開く予定だ。SADECOの長野繁敏代表理事(75)は「県内にはデザイナーや開発を担う人材がいない会社もある。地場産業の力量を引き上げ、埼玉全体のイメージを明るく、楽しく成長させていきたい」と話している。【木村健二】

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