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ヤマト運輸

未払い残業代支給 法定の過去2年分

積み荷を運搬するヤマト運輸の作業員=ヤマトホールディングス提供

 宅配便最大手のヤマト運輸が配達員(ドライバー)の未払い残業代について、過去2年分に限り、一部地域で支給を始めたことが12日、わかった。支給額は1人当たり50万円から200万円程度とみられる。

 ヤマト運輸は昨年8月、神奈川平川町支店(横浜市神奈川区)が元社員のドライバーらに残業代の一部を支払わず昼食休憩もとらせなかったとして、横浜北労働基準監督署から労働基準法違反で是正勧告を受けた。これを受けてヤマトは「サービス残業」を調査し、未払い分の残業代を支払う準備を進めていた。

 労働基準法は社員が残業代など未払い分の賃金を求める場合、請求権を2年間と定める。支払い期日から2年を過ぎると請求権が時効で消滅する。ヤマトは過去2年分のタイムカードなどのデータを社員に示し、「出勤日のことを思い出して訂正があれば赤ペンで記入を」と求めたという。社員側は「出勤日1日につき残業2時間」などと申告している。

 ただ、社員によると残業代の算定基準などの詳細な説明はないという。社員からは「法律に沿うとはいえ、サービス残業はもっとあったのに2年に限るのはおかしい」と反発の声も出ている。ヤマトは「実態調査が終わるまでコメントは控えたい」としている。【川口雅浩】

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