熊本地震

息子夫婦犠牲・香川の73歳 南阿蘇追悼式へ

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鳥居政次さん=東かがわ市内で、2017年4月2日午後4時40分、待鳥航志撮影
鳥居政次さん=東かがわ市内で、2017年4月2日午後4時40分、待鳥航志撮影

 熊本地震で長男夫婦を亡くした香川県東かがわ市の漁業、鳥居政次さん(73)が、2人の遺体が見つかった熊本県南阿蘇村を初めて訪れ、「本震」から1年となる16日に営まれる村の震災追悼式に参列する。ショックのあまり、家にこもりがちになり、瀬戸内海で50年来、続けてきた漁にもあまり出なくなった。「いつまでも引きずっていられない。区切りを付けなければ」。自分に言い聞かせながらの供養の旅だ。

 今月上旬の穏やかな晴れた日、政次さんは底引き網漁に出ていた。この時期はワタリガニやカレイが取れるという。「漁師なんだから、海に出ないとだめだ」と気持ちを奮い立たせる。それでも時折、「知らせを受けた時のつらさを思い出してしまう」。心の傷は今も深い。

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